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 がんには「治るがん」と「治らないがん」がある。言い方を変えれば、「本物のがん」と「がんもどき」だ。

しかし、これは「がん細胞」が発見されただけで見極めることはできない。「がん」が進行していく過程で確認できることだ。

この説を提唱 するのは、近藤誠とゆう医師なのですが、その医師が書いた本には、それについて詳しく書かれている。

ぼくは、その考え方がとても好きで、自分がもしも「がん」になったとしたら、この選択肢はありだとも思っている。
 

治る治らないを見極める


 いわゆる「治らないがん」とゆうのは、臓器などに転移する「がん」のことだ。このような、「がん」になれば、どのような治療をしても助かる見込みはない。

その逆に転移しない「がん」とゆうのは、放置していても命に影響はなくて、「がん細胞」が大きくならないものや、小さくなって消えてしまう場合いもある。

しかし、それらは「がん」が発見されたときに判断できないので、その「がん」が成長していく過程でどうなっていくのか観察する必要があるのだ。
 
 それについては、この本に詳しく書かれているんだけど、早期発見されたからと言ってすぐに治療するのはマイナス以外の何物でもない

なぜなら、その「がん」は「治るがん」なのか「治らないがん」なのか? 分からないからだ。

もしもその「がん」が「治らないがん」なら、手術で切除などすることで、あらかじめ転移していたものが1年以内とかで再発したりする。

逆に「治るがん」だった場合は、手術する必要がないのに、それによる感染症や抗がん剤による毒性で亡くなるリスクが高くなる。

このように考えると病院で治療することにメリットがないことに気付くだろう。手術や抗がん剤をするより、放置するほうが結果的には長生きできる事になるのだ。
 

転移は「がん」の進行によって広がる訳ではない


 放置することに抵抗を感じるのは、「がん」が進行することによって全身に転移し、最終的に体中が「がん」にむしばまれるようなイメージを抱くからだ。

 一般的には、「がん」は早期発見して大きくなる前に切除することが良いとされている。なぜなら、発見が遅れると「がん」が進行して助からないと思われているからだ。

しかし、実際は進行する過程で転移するわけじゃなくて、転移する種類のものとしないものとがあると本に書かれている。

つまり、転移するものは「がん」が発見されたころには既に転移していて、それが確認できるサイズに達していないだけだ。

なので、そのような転移のある「本物のがん」の場合は、手術でメインの「がん」を切除しても、1年以内とかにあらかじめ転移していたものが再発する。

この場合、手術をせずに放置していたら、もっと長生きできるとゆうことになる。ようするに、手術をして損をした結果となる。
 

もしもそれが「がんもどき」だったら


 もしも発見された「がん」が「がんもどき」だったら、それはそれで治療をするとリスクが高い。なぜなら、手術による感染症や抗がん剤の毒性で死ぬ可能性があるからだ。

そもそも、「がんもどき」ならば、放置していても命に別状はないし、大きくならない物もあれば、消えてしまうものまである。

それをわざわざ切除なんてすれば、自分の命を危険にさらすだけのことで、まったくもってメリットはない。

その「がん」は、もしかすると本物かも知れない、しかし、どちらにしても手術をするメリットはないのだ。

必要なのは、その「がん」の進行を観察して、どのような治療をすれば悔いのないベストな人生を送れるのかを検討することだ。
 

治療は自覚症状が出てから


 本によれば治療をするのは、自覚症状が出てからでいいと書かれていた。それは、時と場合にもよると思うが、自覚症状がなければ健康な人と同じ生活ができる。

検診などで発見される「がん」の多くは、まだ自覚症状がないことが多い。逆に自覚症状があれば、かなり「がん」 が進行していたりする。

そもそも人間とゆうのは、体調不良になったら、気分が悪くなったり痛みを感じたりするようになっている。

それを何も感じない状態で、わざわざ「がん」を発見して、それは本当に悪いものなのかも分からないまま治療をしたりする。

これは、風邪をひいてない人に風邪薬を飲ます事と同じではないか? このように思ったりもする。

でも、本当に早期発見して早く治療すれば、治る可能性が高いなら話は別。でも、実際は早く治療する方が亡くなる人が多くなる臨床試験の結果もある。

このように考えると、やはり「がん」は病院で治療するより放置する方が正しいとゆうことになるだろう。

ただし、これは今の医学で「本物のがん」を治せないからだけど、それを医学で治せるようになれば、放置などしている場合ではないだろうね。