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ことしから、「全国がん登録」とゆう制度がスタートしました。これは、「がん」と診断された全ての人のデータを国が集計し管理する仕組みです。

こうすることで、「肺がん」になった人がこの治療をしたら延命できたとか、逆に延命効果がなかったとゆうようなことが浮き彫りになって来るでしょう。

また、どこの地域の人は「がん」になりやすくて、その地域に根付いた食生活に問題があるのでは、などの事まで分かるようになります。

さらに、今までは発覚すると都合の悪い事実をもみ消していた病院側も、これからは全てが明かされることになります。

 

がんにならないための三本の矢


 先ほども書いたように、もう国ぐるみで対策に乗り出さないとならない事態に追い込まれているのです。

そこで、国民1人1人も「がん」に対する意識を高め、「がん活」することで「がん」を減らすことが大切ではないかと思うようになりました。

「がん活」については、「これからの時代を生き抜く「がん活」の定義とは」に詳しく書いていますが、今回はその「三本の矢」について書いてみたいと思います。

「三本の矢」とは、戦国大名であった毛利元就が、三人の息子に結束して実家を盛り立てるように言ったと伝えられる逸話からきているのですが、アベノミクスでも「三本の矢」に置き換えた政策をしていることはご存知でしょう。

ようするに、目標を達成するための三本柱とでもいえば、わかりやすいのではないのでしょうか。
 

喫煙、飲酒、運動に注目する


 「がん」になる原因は、ぼくたちの日頃の生活習慣にあると言われています。その中でもイチバン影響すると思われる「喫煙、飲酒、運動」に注目し、これらを三本の矢とします。

これ以外にも食べ物やストレスも「がん」になる原因と言われますが、それについては不明な点も多くて説明のつかないことも多いです。

たとえば、健康にいいと言われていた「赤ワイン」は、フランス国立がんセンターから、常飲すると「がん」の罹患率が168%増になると発表されました。

あれだけ赤ワインのポリフェノールがいいと言われていたのに、よく調べたら「がん」の原因になっていたなんてこともありました。

きのうのニュースでもカレーチェーン「CoCo(ココ)壱番屋」が廃棄を依頼した業者が、本来は廃棄されるべき冷凍ビーフカツを転売し、それらがスーパーで販売されていたとゆう信じがたい事実もある。

もしかすると、このようなことは僕らが知らないだけで日常茶飯事なのかも知れない。それらを踏まえて考えると食べ物で「がん」を予防しようと考えるのは、難しいと言えるだろう。
 

煙草は間違いなく「がん」の原因


 やはり、イチバン発がん率を上げる生活習慣と言えば煙草でしょう。なので、「がん活」をするなら、まずは禁煙からとゆうのが重要だと思う。

なぜなら、いくら日頃から運動していて食生活に気を付けていても、男性の場合は全てのがんに対して30%も「がん」になるリスクが高くなる。

こうなってくると喫煙している人が、運動したり食生活に気を付けても、まったく意味がないことが分かるだろう。

これまでも何度も書いてきたけど、イチバン重要なのは禁煙しても約20年間は、「がんリスク」が高いままだとゆうことだ。

特に数十年も喫煙していた人は、その間に蓄積された発がん性物質が体内に残留していて、無害になるまで時間がかかる。

禁煙したからと言っても、その影響を長い期間受けるので体調を崩してからの禁煙では遅いことが分かるだろう。
 

アルコールに対する自分の体質を知る


 酒は百薬の長と言われるように、適量を飲めば長生きできるとゆう検証結果もある。なので、飲み方に気を付ければ、まったくもって問題はない。

ただし、これで勘違いしてはならないのは、適量は人の体質による。つまり、どれだけアルコールを分解できる体質かどうかだ。

ぼくもそうだけどアルコールを飲むと顔がすぐに赤くなる。こんな人は実は多くて、日本人の2人に1人はこんな人だ。

顔が赤くなる人はアセトアルデヒド(発がん性物質)を肝臓で分解できずに体内に蓄積する。それが繰り返されると喫煙と同じとゆうことだ。

がんに影響しないと言われるアルコールの量は、男性の場合は1日30グラム(ビール中瓶1本半程度)未満、女性だと1日のアルコール量5~14・9グラム(缶ビール1本が14グラム程度)だ。

おそらく、お酒が好きな人にすれば満足のいける量ではないと思う。しかし、飲酒がどのような影響を及ぼすのかを考えれば、やむ負えない。
 

運動習慣のある人は大腸がんのリスクが減る


 運動することは健康にいいことは知られている。そもそも人間は、運動することが当たり前の動物だとも言える。

人は昔から体を動かして生活してきた歴史がある。だけど、近年は便利になりすぎて体を動かす機会が減ってきたとゆう事実もある。

なので、日頃の生活では運動することが難しくなって、普通に生活しているだけでは運動不足になりがちなのだ。

運動不足になると、「がん」以外の生活習慣病も引き起こすし、のんきに楽することを考えていると、あとで後悔することになる。

だからと言って運動の大切さを知っても、なかなか行動に移せないのもよくわかる。でも、それは自分の意志で行動しない限り、ほんとうの「がん活」とは言えない。

とくに、結腸がんに対しては40%~50%危険度が減ると関連付けられているので、どれほど運動が大切なのかよくわかるだろう。

また、人は筋肉を使うことで大腸がんを攻撃する「スパーク」とゆう物質が分泌されるのだそうです。

そこで問題になるのが、どの程度の運動量が必要なのか? とゆうことだと思いますが、普段から運動をしない人がいきなり運動しても、それはそれで挫折のキッカケにもなってしまいます。

イチバン大切なのは運動を続けることなので、はじめは軽い運動からはじめ、最終的には30分~1時間のジョギングや有酸素運動ができるようになれば良いのではないのでしょうか。

それが習慣になってくると新陳代謝も活発になって、免疫力も向上してきます。あまり激しい運動は逆効果になるので、ほどよく長く続けることを目標にしましょう。
 
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